【初心者向け】オートレース観戦で勝率を上げるには?
オートレースは公営のギャンブル。支払った金額の一部は胴元が手数料として受け取り、残りが払い戻しされるシステムになっています。
オートレースの控除率は30%、払戻率は70%。このように胴元が「負けない」仕組みは、たいていは客のほうが損をする仕組みだってことは肝に銘じておいたほうがよいかもしれません。
ギャンブルですから、基本的に「やればやるほど損をするもんだ」と割り切るものです。生活に支障のない範囲で楽しんだもん勝ちというわけですね。
…でも、負けが続くとつらいし、勝たなくちゃ楽しむも何もない!
ここでは初心者向けにオートレースの勝ち筋を見極めるコツをまとめました。オートレースをもっと楽しむために、勝率を上げる戦略を練っておいて損はありません。
選手の特徴を覚える
選手の特徴を把握することは、オートレースで勝つうえでドがつくくらいの正攻法です。参加するレーサーの特徴を把握して「どうなるかわからない」を極力減らす戦略ということですね。
オートレーサーは400人程度。競艇や競輪に比べて人数が少ないというのも、選手の特徴を頭に入れやすい理由。7~8車立てで買い目を絞りやすいですし、選手の特徴に注目できればオートレースは比較的勝ちやすいのです。
しかも、選手にはそれぞれ得意なコースがあり、攻めのスタイルも違います。季節や天候に左右される走路状況にも得意・不得意が見られるオートレースでは、選手の特徴をざっと把握することで、この状況で誰が勝ち進むのか予測ができるというわけです。
試走に注目する
選手と競走車の調子を見せるため、500mのコースを全力で1周走るのが「試走」で、試走で出たタイムは、100mあたりの平均タイムとして発表され、車券を買う目安になります。
ただ、平均タイムを見るだけじゃ勝てません。レース映像もしっかり見ておくことが大事です。
試走では全力疾走するけど、追い抜け・追い越せな駆け引きがあるレースで全力疾走ができるわけではありません。逆に、雨に強い選手だと本番の雨を狙った「雨タイヤ」にしている選手もおり、試走のタイムだけが悪いというケースもあり、油断は禁物です。
レース映像で見たほうがいいポイントは、以下の通りです。
- 試走開始時、選手前後のバイク距離をチェック
- コース取り(インコースかアウトコースか)
- コーナーで動きがおかしくないか
試走を目で追えるのは2台が限界なので、試走を見る前に注目する選手を絞っておくのがオススメです。
夏は前逃げ、冬は重ハンデが有利
路面温度が50~60度にもなる夏のレースでは、タイヤに負荷がかかるから滑りやすくなります。そのため、重ハンデ選手が軽ハンデ選手を抜きにくくなります。
ですが、冬はタイヤへの負担がかかりにくいので、重ハンデ選手が攻めやすいという特徴があります。
そんなに簡単にはいきませんが、夏には軽ハンデ選手、冬には重ハンデ選手が狙い目…というのは、覚えておいて損はないでしょう。
好きな選手を見つけて追いかけることが一番!
オートレースを楽しむ一番のコツは、やっぱり好きな選手を見つけること。スタートが速い選手、雨走行が得意な選手、インコースやアウトコースが得意な選手、とにかく個性豊かな顔ぶれがそろっています。
1回も勝てない選手はいません。好きな選手を追いかけて特徴をインプットすれば、いずれ「この選手なら勝てる!」というレースに当たります。
選手と二人三脚で勝ちを狙うような感覚で観戦するのも面白いですよ!