どうしてスーパースポーツはかっこいいのか?

スーパースポーツのごついフルカウルスタイルの魅力

スーパースポーツを一言でいうと、かっこいいですよね。
スーパースポーツを好きな人100人に聞いたら、「かっこいい」が一番割合の多い好きな理由なんじゃないかと思います。
どうしてあんなにかっこいいんでしょうか。

まず、スーパースポーツというバイクの外見そのものに「かっこいい」があります。
ほとんどのスーパースポーツは、フルカウルスタイルのバイクです。
アッパーカウルやサイドカウル、アンダーカウルといった全てのカウルが使われているにも関わらず、ごてごてとした印象はありません。
その形状の全てが、最新の設計に基づいた合理性のある、速さの為の機能美だからです。

また、スーパースポーツの車名の多くは、アルファベットと数字の羅列がグラフィカルにデザインされています。
メタリックな機体にある存在感の高い車名は、どこかトライバル風のかっこよさがあります。

スーパースポーツの運動性能の抜群さ

「速さの為の機能美」と言いましたが、そんな設計理念で作られているスーパースポーツの運動性能は抜群です。
普通のバイクが80馬力あれば十分と言われているのに、スーパースポーツは200馬力近くあるものもあります。
前傾姿勢で乗るバイクなので、長時間の運転には向いていないものの、その間に味わえる風景を置き去りにする感覚は、オートレースに挑戦したいような人間にとってはとても魅力になります。
実際に、サーキットのオートレースで私たちが見ているバイクの多くはスーパースポーツだったりします。

長時間の運転には向かないものの、このハイパースポーツで高速道路を流すと、加速性能の良さとスピードの出やすさが存分に楽しめます。
追い抜きもストレスレスです。
また速度が出やすい=フルカウルでも軽さがあり、押して歩く時も見た目ほどの重さを感じません。

「速さ」を重視するカテゴリでもある

自分のためにバイクを買う時は、見た目で気に入るのもそうですが、航続距離とか燃費とか、乗り心地も候補に入りますよね。
でも大排気のスーパースポーツはそういう次元に居ません。
レースベース車としてとにかく「速さ」が重んじられ、他の要素全てが2の次に置かれます。

2人乗り出来ない機種がほとんどです。
250ccクラスなら航続距離や燃費はもう少し普段使い層向けですが、それでも他のバイクと比べると速さ特化の性能をしています。
リッタークラスは特に速さへの追及を重んじていて、その年々の最新技術をどんどん取り込んでいます。
速度のために余計なものをそぎ落としながら、どん欲に速度を高めるための取り組みや努力を常にしているストイックさも、スーパースポーツのかっこよさです。